トップページ > TRAVEL > 2006-07-13~07-10 ギリシア > ギリシア~GREECE~ 5日目 カランバカ~メテオラ~アテネ
朝ご飯が何気にゴージャス!
おかずが多いです!卵焼きとか焼きたてで非常においしかったです。
ビュッフェスタイルなんだけど、このお皿はシェフが持ってきてくれましたv
本日はメテオラ観光です。
メテオラとは、天空に突き出た巨岩群と、そのそそり立つ岩山の上に建てられたギリシア正教の修道院がある場所です。
そのそも最初はギリシア正教の修道士が修行のために、このメテオラに洞穴を空けてそこで苦行を重ねていたが、ある一部の修道士がより厳しい修行をしようと穴から険しい岩山を登り始めました。
何人もの修道士が落下し命を落としましたが、ようやく頂上に辿りつき、そこに小さな修道院を建設しました。
修行のために、その修道院には地上から入るための階段はなく、はしごで登り降りをし、物資はロープで下から引き上げていました。
その後はしごの利用がギリシア正教会から禁止され、階段が作られました。
メテオラの各修道院へ入場するには服装制限があります。
男性はハーフパンツや短パンは禁止、女性はズボン・ミニスカート禁止で膝より長いスカートのみ。
万が一ズボンを穿いていたら修道院入口でスカーフを借り、腰に巻きつけてスカートにします。
あと男女共にタンクトップ、サンダルは禁止です。
メテオラに来て一番最初に現れる修道院です。
14世紀前半に創建されましたが、現在あるものは16世紀前半に再建されたものです。
かなり狭い岩の上に建ち、写真でもお分かりかと思いますが、岩からそのままにょきっと生えているようです。
ここの聖堂内部に描かれているフレスコ画は、このメテオラにある修道院の中で唯一画家が分かっているもので、クレタ派を代表する宗教画家テオファネスが1527年に描き上げました。
聖堂内もかなり狭く、こじんまりとしています。
右の写真は修道院の下(地上)にあるケーブルで、物資をロープについている箱に入れ上の修道院へ運んでいました。
当然現在は使われていません。
この修道院の中には入っていませんが、横から撮影しました。
ここは15世紀後半、修道士ドメティウスによって建てられました。
高さ400mの岩の上に建っていて、どうやって作ったのか不思議でしかたありません。
ここへ入るには1925年に岩を削って作られた140段の階段を登らなければならず、他の修道院より見学するのが非常に困難です。
この修道院の中にも入っていませんが、近くまで行きました。
ここは12世紀末に隠遁者ジェレミアが生活していた場所に、14世紀に入り修道士が修道院を建てたものです。
他の修道院に比べて階段を登ったりしなくてよかったので、非常に楽に見学できます。
ここは現在女性の修道院となっています。
かなり大きいのですが、中にはそんなに多くの修道女がいるわけではないそうです。
メガロ・メテオロン修道院の東側の標高600mの岩の上に建つ修道院です。
14世紀中頃、隠遁者ヴァルラームが修行していた場所で、その死後しばらく放置されていましたが、16世紀になってテオファニスとネクタリオスというイオアニナの兄弟の修道士によって修道院が建設されました。
建物の中には彼らの墓があります。
こちらでは現在でも滑車を使って物資を引き上げています。
ちなみにこの中にも入ってません。
標高616mに建つメテオラ最大の修道院です。
入口を入って下ってそれから登って中に入りますので、苦労も一入・・・。
14世紀後半、セルビア王子の孫イオアサフ修道士が寄付をしたおかげで、この地域の修道院に対して覇権を持つようになりました。
アギオス・ニコラウス修道院の聖堂とは違い、ここの聖堂はとても大きいです。
そしてギリシア正教の教会の特徴どおり、聖堂内はキューポラを中心に正十字型しています。
他に資料室もあり、当時の修道士の様子を描いたものや、当時のギリシア軍の服などが展示してありました。
あと驚いたのが、入口入って少し先の少し広くなった所に小部屋があり、中には入れないのですが、そのドアに小さな窓がついていて、中を覗くと・・・ぎゃ~~~!!!シャレコーベが!!!!
頭蓋骨がずら~っと棚に並んでいました・・・。
恐らくここで生活をしていた修道士たちの頭蓋骨でしょう。
しかし、何故に棚に並べる!?怖すぎる!!
さて、先程も書きましたがここはメテオラ最大の修道院ですが、そんなにデカイのにここで生活している修道士はたったの3人!どうやって維持しているのだろうか・・・。
またこの修道院には様々なVIPなども訪れるそうで、その方たちはこの修道院内部ではなく、向かいにあるVIP専用宿舎にお泊りするそうです。
メテオラ観光を終えて、再びカランバカの町へ戻りお昼ごはんです。
1品目は前にも食べたゲミステス。
パンは相変わらず固いです。写真のパンは1テーブル分です。
サラダは一人分ので、中身はいつもと同じ。
次のチーズはヤギのチーズ(フェタチーズ)で、サラダに乗せてチーズを崩して混ぜ混ぜして食べるといけます。
チーズをそのまま食べるとかなりクセがあってキツイです。
メインはギリシア風ミートボールなわけですが、大きさ・固さなどなどからどう見てもハンバーグです。
ゴハンはピラウで黄色いのは当然ポテトです。
デザートはリンゴを甘く煮たものでした。
どうせなら焼きリンゴにしてくれた方がよかったかも・・・。
ゲロ甘で、さらに中途半端な温度でした・・・。
食後はまたしても一気に移動してアテネまで。
約5時間かかります・・・遠いなぁ・・・。
アテネに着いてまずは夕食会場へ。
1品目は豆のスープ。
パンはいつも一緒で、今回のメインはシーフードドリアでした。
中には私の天敵であるカキが!シーフードと言いながらエビとかじゃなく、オイスターとムール貝・・・。
全部避けまくって食べてたけど、やっぱダシが出てしまっているためかだんだん気持悪くなって・・・残しました・・・。
サラダは珍しいことににんじんサラダでした。
デザートはやっぱりスイカ・・・芸がないなぁ・・・ケーキとかないんかい!?
食後ホテルへ。
アテネのホテルは2連泊となるので、今日はちょっと楽チンです。
が、明日の朝は出発が早い!
まったりしている暇もなく寝るしかないのでした。