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トップページ > TRAVEL > 2006-07-13~07-10 ギリシア > ギリシア~GREECE~ 4日目 デルフィ~カランバカ

ギリシア~GREECE~ 4日目 デルフィ~カランバカ

42.jpg昨日のホテルと大差ありませんが、デザートが付きました!
ちょっとグレードアップです。
パンは固いですが、トーストはカリカリでおいしかったです。
チーズは単独で食べるとイマイチなのですが、ハムと一緒にパンに挟むとVery Goodですv

 

◆デルフィ遺跡<Ancient Delfi>

さてさて本日のガイドさんも英語しか喋れないため、説明受けるのに時間がかかりました。
日本語ガイドさんっていないのかなぁ・・・。

デルフィはまず博物館から見学しました。
先に知識を入れておけということでしょうか?
この博物館は結構展示物も多く、彫像や彫刻が特に多かったです。
写真撮影OKですが、NOフラッシュでした。
博物館見学を終えていよいよデルフィ遺跡へ。
デルフィは古代ギリシアにおいて「台地のへそ」として世界の中心と考えられていました。
そしてこのデルフィはアポロンの神託が行われていた場所です。
BC2000年頃、大地の女神ガイアが大蛇ピュトンに守らせていた洞窟で神託を行っていましたが、ミケーネ時代の終わりにアポロンがピュトンを矢で射殺して、今度は自分がこのデルフィで巫女ピュティアの身体を借りて神託を授けるようになりました。
そしてデルフィにはアポロンの神託を受けようとギリシア内外から多くの巡礼者が訪れるようになりました。
神託を受ける人からの捧げものを入れる宝庫や、アポロンにちなんだ演劇をする劇場まど様々な施設がありました。

◆アテネ人の奉納像<EX-voto of the Athenians>

43.jpg写真では台座しかないのですが、この台座の上にはBC490年のマラトンの戦いでペルシア軍を撃破したアテネの戦利品とともに奉納された16体の像がありました。
この向かい側にはアルカディア人の奉納像がありました。

 

 

◆アテネ人の宝庫<Treasury of the Athenians>

44.jpg奉納像群の設置されている場所を抜けると今度は各国の宝庫が立ち並んでいます。
ほとんどが土台しか残っていないのですが、写真のようにアテネのものだけほぼ完全な形で復元されています。
入口に2本の柱を持つドリス式建築で、正面上部にはアテネとアマゾンの戦いを描いたレリーフが飾られています。
横や正面から見ると完全に見えるのですが、上から見ると天井がありません(爆笑)それでも古代の建築の様子がよく見えてものすごく感動します。

◆アポロン神殿<Temple of Apollo>

45.jpg46.jpgデルフィの中心にあるどでかい神殿です。
BC6世紀に建造され、その後火事で消失し、再建されても今度はBC373年に地震で倒壊しました。
現在残っているこの神殿はBC370年頃再建されたものです。
幅23m、長さ60mのドリス式建築で、正面に6本、側面に16本の柱があり、内部は前室・神室・後室に仕切られていて、神託が行われていたのは神室の奥にありました。
神託は巫女ピュティアが行うのですが、最初、このピュティアは若い女性だったそうです。
1年間勤めて、次の1年間は町で過ごすといったカンジの交替制だったそうです。
その後ビュティアは若い女性ではなく、老女になりました(理由は聞いたけど忘れた・・・)。
さて神託がどのように行われていたかと言うと、発掘調査で分かったことですが、この神殿の一部、神室の奥に穴があり、そこからガスが出ていたことが分かりました。
つまり巫女はそのガスを吸いラリってトランス状態となり神託を行っていたというわけです。
だから交替制だったんですね~。
ガス吸ってトランス状態になるっていうのは、つまるところ麻薬と同じで、やりすぎは中毒になるってことですからね。
さて、そんなカンジの神託は当然巡礼者の質問にはっきりと答えているわけではなく、的を得ないような神託もあったようです。
すべてが当たるというわけでもなく、やはり気は心、信じる心が大切だったんですね。
まあ信じない人がこんなところまで神託授かりに来るわけないですが・・・。

◆劇場<Theater>

47.jpg古代ギリシア時代にはよくある円形劇場です。
BC4世紀頃に作られ、5,000人収容可能でした。
現存しているのはBC2世紀頃に再建されたもので、ここでピュティア祭での演劇などが上演されていました。
トルコのエフェス遺跡の劇場に比べると保存状態はそこそこといった所です。
ステージ側がほとんど破損してしまっています。

◆競技場<Stadium>

48.jpg49.jpgアポロン神殿から劇場へ登り、さらに上へ向かってどこどこ山道を1kmほど登って行くとローマ時代の競技場跡があります。
ここまで登るとかなり疲れますが、一見の価値はあります。
トラックは長さ178m、幅23mで、スタートとゴールは大理石が埋め込まれています。
観客席は7,000人収容可能で、保存状態も結構いいです。
スタート地点はコースごとにパドックのようなものが作られていて、中々面白いです。

デルフィ遺跡観光を終えて、再びデルフィの町へ戻りお昼ごはんです。
50.jpg51.jpg52.jpg
1品目はどっからどうみてもスパゲティナポリタンです。
但し、日本の喫茶店でよく出るように炒めているわけではなく、ミートソースみたいに上にソースが掛かっていて、まぜまぜして食べます。
パスタがかなり太くアルデンテではないので、うどんのようでした。
メインはスブラギで、今回も鶏肉でした。
間にネギのようなものが挟んであるので、まるでネギマ・・・。
ご飯はトルコで散々食べたピラウのようなもので、あとはフライドポテト、トマトときゅうりのサラダ、硬いパンです。
デザートはスイカなんですが、この状態で出てきました。
なんでフォークが刺さっている?日本では非常によろしくない出し方ですね。
ご飯に箸ブッ刺して出すような、死者へのお供え物状態です・・・。

53.jpg食後、一行はギリシア内陸部のメテオラ方面へ。
メテオラには宿泊施設がないので一番近いカランバカでお泊りです。
カランバカへ向かう途中、運転手さんが気をきかせてくれて、コウノトリが住み着いている珍しい教会へ寄ってくれました。
他に観光も何もないような小さな村なのですが、この教会だけが有名だそうです。
といってもガイドブックに何も載ってませんが(苦笑)
写真では小さくって分かりづらいんですが、右のドームの上に巣があって、コウノトリが止まっています。
全然動かないんですが、時折首が動いたりしてたので置物じゃありません。
運がいいと3羽くらいいるときもあるそうです。

かなり時間がかかったんですが、カランバカに到着。
ホテルへチェックインしました。
54.jpg55.jpg56.jpg
ホテルは比較的大きめで、お部屋も結構よかったです。
そして何よりプールがあった!(入ってないけど・・・)
ホテルに入って夕食まで時間的にゆとりがあったので、持って来ていた海外利用OKのポットでお湯を沸かし、コーヒーを入れました。
テラスに出てお菓子やつまみを食べながらしばらくまったりと過ごしました。

57.jpg夕食はホテルのレストランでビュッフェスタイルでした。
あまり食べたいものがなかったんで写真のようなものにしました。
プリンは甘かったけど、結構おいしかったです。
食事中にイキナリ雷が鳴り始め、突然土砂降り状態。
ギリシアに来て初めて降られた~!!
しっかしホテル着いたときはピーカンだったんだけど・・・プールで泳いでた人もいたし・・・。
雨は短時間で降り止み、その後はまたいいお天気でした。
なんだったんだ?