検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ユーザー

過去ログ

2025年03月

- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

Feed

トップページ > TRAVEL > 2008-11-14~11-21 エジプト > エジプト~EGYPT~ 4日目 アスワン~アブシンベル

エジプト~EGYPT~ 4日目 アスワン~アブシンベル

100.jpg4日目。
エジプトに着いてからは3日目。
朝ごはんはほぼ同じようなメニューです。
チーズとサラミは海外旅行に行くと欠かせなくなってます。
朝食後、出発まで時間があったのでホテルの庭を散策。
島一つ全部ホテルの敷地なんで、とにかく色々あって面白かったです。

◆フィラエ神殿<Temple of Philae>

101.jpg102.jpg103.jpg104.jpg
フィラエ島は「ナイルの真珠」と謳われるナイル川で最も小さな島のひとつです。
この島にはイシス女神を祀った神殿を始めとして、ホルス小神殿などが建っています。
が、この神殿は本来この島に建っていたわけではなく、アスワンハイダムの完成によってフィラエ島が水没し、そのためこのフィラエ神殿も水没してしまいました。
そこでユネスコの協力を得て現在のアギルキア島に移築されました。
現在ではこのアギルキア島をフィラエ島と呼んでいるそうです。
島に立つ神殿は本当に美しく、とても保存状態が良いです。
塔門はしっかりと保存されていて、レリーフもとてもキレイに見えます。
列柱群も本当に見事。
この島も観光した時、日本人が本当に少なかったです。
同じ日に日本を発ったグループさんたちは、ここがコースに入っていなかったのでしょうか?
訪れる価値はある島だと思うんですけどね。

午前中はフィラエ神殿の観光のみで、そのままバスはコンボイを組んでアブシンベルへ。
遠いです。
サハラ砂漠をずずずず~~~~~~~~~~~~~~っと走り続けていきます。
景色はずずずずずずず~~~~~~~~~~~~~~っと砂です。
途中で蜃気楼なんかも見えます。
写真撮ったけど、よく分からんモノが撮れてました。
砂漠には所々に動物の死骸があったりしたようで(自分は見つけられなかった)、やっぱり砂漠はとても厳しい所なんだと思いました。
水ないし・・・。
ですが政府も実験的に水路を引いて新しい街を砂漠に作る計画をしているようです。
若者の街とガイドさんは言ってました。
厳しい環境でも水を引いて、緑を植えて何とかしようと努力されているようです。
そうすることで砂漠が少しでも少なくなるなら、とても素晴らしいことですね。

アブシンベルに到着して、まずはホテルにチェックイン。
添乗員さんが準備してくれている間に、ホテルのレストランで食事です。
ビュッフェ形式でした。
105.jpg106.jpg飲み物はステラビールと水。
もうこの辺になってくると一番水がおいしかったりして・・・(苦笑)
食事はパスタの入ったスープ(トルコやギリシャ・スペインでも似たようなの食べたことあるなぁ)、カレーみたいな肉を煮込んだもの、ライス、温野菜、ぶどうです。
正直あんまり種類がなかったです。
このホテルで一緒に大阪から旅立ってきた他のツアーさんたちと遭遇。
同じJTBの旅物語一行、阪急トラピックスの大軍団・・・大半が日本人がお泊りのホテルのようです。
ていうかアブシンベルには2件しかホテルがないそうで、一緒になるのは当然ですな。
お泊りはセティ・アブシンベルというコテージタイプのホテルです。
とても外観や景色がキレイなのですが・・・添乗員さん曰く、「コテージタイプなんで開けっ放しにしてると虫が入ってくることもあります。サソリとか出ることもあります。閉めてても隙間から入ることもありますので注意してください」と・・・。
ちょい待ち~~~!!!!サソリ~~~~!!!!!?
危険、危険じゃんか~~~!!!
てこってこのホテルでは皆して過剰なほど虫退治してました。
幸いサソリらしき物体は出てこなかったのですが、小さな虫はスリッパで何匹も撃退しておりました(苦笑)
107.jpg108.jpg109.jpg110.jpg111.jpg112.jpg113.jpg
写真撮りまくりのホテルです。マジ可愛い。キレイ。
お部屋も結構広い上に、ちゃんとバスタブもあります。
そういえば、今回のツアーは全ホテル、バスタブありましたね。さすがJTBだ。格安ツアーなのに五つ星ホテルばかりなのがスゴイ!

◆アブ・シンベル神殿<Temple of Abu Simbel>

114.jpg115.jpg116.jpg
ここがかの有名なアブ・シンベル神殿です。
外の写真はいくらでも撮影OKなのですが、中はダメなのが残念です。
てこって、ここで撮った団体写真を買うと絵葉書がついてくるので、それを購入しました。
アブ・シンベル神殿は岩窟神殿になっていて、岩山を刳り貫いて作られています。
新王国時代第19王朝(紀元前1250年頃)、ラムセス2世が建造した神殿です。
この神殿は元々砂に埋没しており、19世紀にブルクハルトが発見。
しかしその後アスワンハイダム造営により水没することになったのですが、これまたユネスコの協力により現在の位置にまで移築されました。
資料館には当時の移築作業の様子の写真が展示されています。
移築するために神殿は各パーツに切り出され、杭を打たれ、クレーンで釣りあげられて運ばれたそうです。
そして組み立てたのですが、やっぱり切れ目や杭の跡が残ってしまっているのが残念です。
大神殿入口には4体のラムセスの巨大座像。
残念ながら内1体は崩れていて、足元にごろんと頭が転がっています。
移築の際、修復することも考えられたそうですが、やっぱりそのまま再現することになったそうです。
この神殿、デカイです。
ここに来ると縮尺がおかしくなります。
中に入るとまず大列柱室があります。
柱にはラムセス2世の象が4体ずつ両側に向かい合って並んでいます。
このラムセス2世はオシリス神の姿をしているそうです。
壁のレリーフはラムセス2世がヒッタイトなど諸国と戦った時の雄姿が描かれています。
足元には多くの奴隷が描かれ、エジプトの力を誇示しているようです。
列柱室から横に入る通路があり、そこに小部屋が6つほどあります。
この小部屋は供物入れだったそうです。
大列柱室の奥に前室があり、その奥に至聖所があります。
至聖所には向って右から太陽神ラー・ホルアクティ、ラムセス2世、アメン・ラー神、プタハ神の座像があります。
4体のうち1体は夜の神(冥界の神?)で、絶対に光が当たらないようになっています。
そして1年に2度だけ、ラムセス2世にのみ光があたる日があります。
それが2月22日と10月22日だそうで、ガイドさんによるとラムセス2世の誕生日と即位した日らしいですが、夏至と冬至という話も聞いたことがるんですが・・・。
どれが本当なのやら・・・。
そしてこの日も移築に伴い1日ずれたそうです。
この神殿、もの凄く計算されて作られているのに本当に驚かされます。
さて大神殿の横には小神殿があります。
こちらも大神殿と同じように移築されてきました。
小神殿はラムセス2世の寵妃(第1王妃)ネフェルタリのために建造された神殿です。
神殿入口には6体の像があり、4体がラムセス2世、その間に挟まれるように立っているのがネフェルタリの像です。
中は大神殿と似たような構造そしていて、列柱室にはハトホル女神の柱が6本並んでいます。
壁面にはラムセス2世とネフェルタリのレリーフが描かれています。
至聖所にはラムセス2世が神に供物を捧げる姿が描かれています。

一度ホテルに戻って日没後再度アブ・シンベル神殿へ。
これからこの神殿で行われる音と光のショーを見るためです。
30分ほどのショーなのですが、この時は日本語のショーでした。
日本語のショーのある時を予約したのかと添乗員さんに聞いたら、予約は入れてあるけど日本語のショーになるかどうかは分からなかったそうです。
日本語じゃない場合はイヤホンガイドを使用して見学することになります。
で、なんで運良く日本語だったのかと言うと、日本人が多かったから!
そんだけの理由かよっ!と思いたくなってしまいました。
予約状況を見て、日本人だらけだと日本語のショーになるようです。
他の遺跡で行われるショーは曜日によってきまっているようなのですが、ここは非常にファジー。
でもラッキーでした。
117.jpg118.jpg120.jpg121.jpg
このショーはカメラでの撮影はOKですが、ビデオは有料となります。
皆さんフラッシュ使いまくってパシャパシャしてたけど、遺跡全部が見渡せる位置まで離れているんで、フラッシュの光は届きませんよ・・・。
帰って見たら真っ黒、もしくは前の人の頭が写っているだけかと・・・(苦笑)
私もかなり撮りましたが(もちろんノーフラッシュの夜景モード使用)、ぶれてぶれてあまり上手く撮れませんでした。
やっぱ三脚がいるな・・・。
掲載してある写真は撮ったものをフォトショで露出等をちらっと弄って、なおかつ縮小してあるので見やすいかと思います。
原寸は悲惨なくらいぶれてます。
ショーの内容は風の精霊(?)がラムセス2世の治世を思い出して語っているものでした。
遺跡丸ごとスクリーンに使ってのショーは中々凄いものがあります。
面白かったです。

ホテルに戻って夕食。
日本人さん団体が一斉に戻ってきているのでレストランは大混雑でした。
またしてもビュッフェタイプで、メニューもそんなに昼と変わってなかったような・・・。
122.jpg123.jpg124.jpg
まあ品数は増えていましたが。

パンは普通で、あとは・・・パスタ、シシケバブ、牛肉の煮込んだもの、マリネっぽいもの(チーズが美味かった)、チキンライス、スープ、イチゴゼリー、あとは・・・りんごか?これ??
ゼリーは甘かったけど、おいしかったです。
この夕食会場、ちょうど私たちのテーブル付近だけ電球が切れていて暗かったんです。
そこでガイドさん、猛烈にホテル側に抗議!(すげ~アラブ語のケンカ見たよ!)
結果、テーグルに燭台がおかれ蝋燭が灯されました。
ロマンチック~♪
更に!ドリンクがサービスとなりました!すげ~!!
見事勝利を勝ち取ったガイドさんでした。
頼りになる~♪