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トルコ~TURKEY~ 3日目 チャナッカレ~ベルガマ~クシャダス

朝8時にホテルを出発して、本日の最大の目玉トロイ遺跡へ。
ホテルからさほど遠くないので早めに到着。
まだまだ混雑する前到着で、すっきり観光できました。

◆トロイ遺跡

23.jpgトロイ遺跡は、ドイツ人のシュリーマンがホメロスの抒情詩「イーリアス」に出てくるトロイ戦争を史実と信じて発見した遺跡です。
これは結構有名な話で、世界史にも出てきますね。
左の写真はそのイーリアスに出てくる木馬なのですが、遺跡からこんなものは出てきてません。
観光用に作ってあるだけですが、中に入れます。
結構狭いです。
中は観光客のラクガキだらけ。
日本人のバカのラクガキもありました。
どこにでもいるよなぁ。
トロイ遺跡は紀元前3000年頃に始まる遺跡で、丁度初期青銅器文明あたりです。
その後盛衰を繰り返し第9層に渡る遺跡を形成しました。
最初の都市は非常に小さく、え?これで都市?と思えるほど。
その後段々と都市は大きくなり、そしてまた小さくなっていきました。
トロイ遺跡は現在も発掘作業をとり行っています。
この日も一生懸命掘っていらっしゃいました。
加勢したかった・・・。
24.jpg左の写真は祭壇です。
ここで神事が行われていたようで、中央より右に見える場所で、生贄を殺し、その血が流れるように作られています。
今は血のあとなんてないけど、中々にシュールです。
手前の井戸のような所で手を清めたりしたのでしょうか?
昔の人って残虐です・・・。
石で作られているようですが、この上に日干し煉瓦も積んであったと思います。
トロイ遺跡内部には日干し煉瓦を作っている場所もあります。
25.jpgこれは円形劇場。
円形といいますが、正確には半円形。
かなり小規模ですが、作りはしっかりしていました。
結構復元されているのでしょうね。
トロイにはあまり多くの人がいなかったんでしょうか?
これだけ小規模で済むんですから。
この近くには大きい石がごろごろと置いてありました。
どこに使われていた石なのか不明です。
遺跡を見るには、ここが第何層の遺跡なのか確認しながらが良いです。
トルコ語は読めなくても、数字で第何層なのか示してあります。
ただしあまりに層が入り組んでいるので非常に分かりづらいです。

トロイ遺跡観光を終え、バスはベルガマへ。
ベルガマに到着してまずはお昼休憩です。
26.jpg27.jpgここのレストランもバイキング形式。
と言っても自分で取るのではなく、店の人に「これ、これ」とか指示して入れてもらう形式です。
店の人も日本人観光客がよくくるのか、はたまたJTB御用達なのか、非常に日本語が上手です。
「肉じゃが」とか「ハンバーグ」とか「パスタ」「天ぷら」なんて日本名らしきものまでありました。
「肉じゃが」も「天ぷら」も日本のものとは全く違ったものですが、おいしかったです。
パスタはトマト味でおいしいです。
イタリアには負けるけど・・・。
デザートはまたしてもスイカ。
そしてメロンがついた。
トルコらしいデザートはないんか?

◆クズル・アウル

28.jpgアクロポリスに向かう途中にバスの窓から見えたクズル・アウル。
ここはかつて古代エジプトのセラピス神(オシリス神とアピス=プルトーン神の合体)を祀り、その後キリスト教の聖堂に改宗された建物です。
現在ではかなりぼろぼろのようです。
がたがた道なので写真撮るのもかなり一苦労しました。

 

◆アクロポリス

31.jpg29.jpg30.jpg
ペルガモン王国の都市の一つのアクロポリス。
どっからどう見てもギリシアの建造物です。
左の写真は斜面に作られた円形劇場で、かなり急な作りです。
歩くとかなり怖いですが、遺跡好きな自分はここを走り回りました(アホ)。
眺望を遮るものもなく、音響も申し分なく作られていました。
現在では使われることはないようです。
この劇場の下段テラス端にはディオニソス神殿跡があります。
他にもこの遺跡には、トラヤヌス神殿・図書館・ゼウス大祭壇などがあります。
あと、私が一番目を奪われたのがアテナ神殿。
大理石で作られた神殿で、空の青に白い柱がとても映えていました。
神殿の中に入って(登って?)直に柱に触ることも可能です。
めちゃめちゃ感動します。
この神殿の柱の様式はコリント様式。
様式は柱の上の部分の飾り状の所を見れば一目瞭然です。
この遺跡はギリシア好きにはたまらない場所です。

◆アスクレピオン

32.jpgアスクレピオンは紀元前4世紀から紀元後4世紀まで使われた病院です。
この病院は死人が出ないと評判だったらしいのですが、実際は重病患者は入院させなかっただけというのが本当らしいです(ガイドさん談)。
必ず治る見込みのある者しか入院させないんだから、そりゃ死なないわ・・・。
入院できるかどうかは神のお告げによるものらしく、それを上手いように使っていたようです。
左の通路(聖なる道)を歩いて行くと広場に出ます。
この広場にヘビの彫刻を施した円柱(中断左写真)があり、脱皮するヘビを、生まれ変わる生き物=再生のシンボルとして捉え、転じて病院のシンボルとなっていたそうです。
病院には医学書などを集めた図書館や、入院患者が体を清める泉、音楽を楽しむ劇場(中段右写真。柱が並ぶ後ろに劇場があります。柱手前の階段の下が泉です。水は無かったけど)などもあります。
音楽が精神に及ぼす影響を考慮していたのですね。
33.jpg34.jpg36.jpg35.jpg
右端の写真は入院患者が広場(劇場・泉)から病室へと渡る通路です。
通路の天井には所々穴が空いていて、上から差し込む光が夜の明かりとなっていたようでした。
また右の写真は天井が抜けていますが、病室です。
男女別だったそうです。
この病室にも壁に穴があり、他の部屋と会話できる仕組みになっていたそうです。
ドクターの声なんかも聞こえていたそうです。
どうやらこの施設はケガとかの治療じゃなくって、精神病の治療してたような気がします。
ガイドさんもそう言ってたし・・・。

本日の観光はここまで。
あとはバスに乗りホテルのあるクシャダスへ。
本日のお泊りはリッチモンドエフェソス。
またもや5つ星です。(やるなJTB!)
37.jpg38.jpg39.jpg40.jpg41.jpg
その名のとおりリッチです。
外観こそは「リッチ」とは思いませんが、リゾートホテルとしては中々。
中に入ってそのゴージャスさにビックリ。
ロビーがだだっ広い・・・。
部屋に入って外を見ると、プールがある!
ついでにエーゲ海も見えます。
またしてもオーシャンビュー!
お部屋も可愛い作りで大満足でした。
結構広かったし、お風呂もキレイでした。
夕食は前日同様ホテルでのバイキング。
トルコはこれが主流なのか?
同じようなメニューだったので写真は掲載しませんが、ここではシシケバブがありました。
シシケバブとは串焼きです。
羊肉ですけど、結構おいしいですよ!