トップページ > TRAVEL > 2006-07-13～07-10　ギリシア > ギリシア～GREECE～　３日目　オリンピア～デルフィ

ギリシア～GREECE～　３日目　オリンピア～デルフィ

今回のツアーでいい所は、前日に翌日の目的地まで移動して宿泊という行程です。
おかげで朝は結構ゆっくりできて、非常に楽でした。

さて朝ごはん♪
ギリシアは非常に暑い国なのですが、日陰に入ったり、朝晩は結構すずしく快適です。
おかげで朝からレストランの中ではなく、外のオープンカフェへ持って行って食べました。
朝ごはんはパンとチーズとハム・ゆで卵、そしてコーヒー（ジュース）という非常に簡単なもの。
あまり選択するものがなかったので、これしか選びようもなかったです。

 

◆オリンピア遺跡<Ancient Olympia>

朝食を終えてオリンピア遺跡へ。
本日のガイドさんも英語しか喋れないため、説明受けるのに時間がかかりました。
ああ、自分の英語が堪能ならよかったのに・・・所詮ビギナーレベルじゃダメだよ・・・。

オリンピア遺跡はBC2000年頃からゼウスを祀る神域として作られ、その後BC８世紀からはオリンピック開催地となりました。
393年にローマ皇帝テオドシウスの異教禁止令によってオリンピック廃止以降衰退し、その後大地震により地中に埋没しました。
19世紀に発掘が始まり現在に至ります。
入口を入るとすぐ西側に体育館跡があります。
オリンピック参加選手は必ずこの体育館で合同練習しなければならなかったそうです。

◆パラエストラ<Palaestra>

パラエストラとは闘技場のことで、ここではレスリングやボクシングなどの練習に使用されていました。
この建物は正方形の形をしていて、中心には中庭があり、その周囲に小部屋があったようです。

 

 

◆フィリッペイオン<Philippeion>

フィリッペイオンとは、BC338年にフィリッポス２世がカイロネイアの戦いの戦勝記念に献呈した建物で、イオニア式の柱をもつ円形の建物です。
現在は写真のように３本程度柱が残るのみです。

 

 

◆フィディアスの仕事場<Workshop of Pheidias>

何故か仕事場という名前なのに、バシリカ様式のビザンチン教会の跡地。
ここから発掘されたものに彫刻の道具などがあったために彫刻家の仕事場だったことが判明しました。
さらにここからは銘入りのコップなども出ており、教会となる前のBC５世紀のギリシアの有名彫刻家フィディアスの仕事場だったと考えられています。
この仕事場には世界の７不思議の一つがあります。
それはこの建物の向かいにあるゼウス神殿の中にあった全長14ｍものゼウス像がこの仕事場の中で製作されたということ。
作るだけなら問題ないのですが、どうやって全長14mもの像を神殿の中にまで運んだのか・・・不思議です。

◆ゼウス神殿<Temple of Zeus>

先ほど出てきたフィディアスの仕事場で製作された全長14ｍものゼウス像（黄金と象牙で作られていた！）が安置されていた神殿の跡です。
いや～見る影ないです・・・。
左の写真が神殿内部、右の写真は柱が押し倒されてしまっている状況です。
おじさんが調度良い対比になっているかと思います。
この神殿はBC470年～456年にかけて建てられた長さ64ｍ、幅28ｍ、高さ20ｍもの大きさのドリス式神殿でした。
この遺跡で最も重要な建物だったのですが、前述したとおりローマ皇帝テオドシウスの異教禁止令によって見るも無残なほど破壊されました。
しかしこの太くて思い石の柱をどうやってなぎ倒したのか・・・非常に不思議です。
現在この神殿を修復しようと柱を積みなおしている部分があります。
写真でも１本だけ復元されているのが分かります。
この神殿に使われている石は大理石ではなく、石の中に貝が入っていましたので、海から取ってきたのでしょうか？

◆ヘラ神殿<Temple of Hera>

ヘラとはゼウスの妻の女神で、結婚などを司るオリンポスの最高女神です。
この神殿はギリシアで最も古いドリス式の神殿で、BC650年頃に創建されました。
写真奥の柱が３本ある場所が神殿です。
ここから「ディオニソスをあやすヘルメス像」が発見されました。
神殿の手前にある石段は、現在オリンピックの採火場です。
説明パネルには女神の格好をした女性が聖火を採っている写真がついていました。

◆スタジアム<Stadium>

古代オリンピック競技場です。
トラック1周が192ｍで、右の写真で分かるようにゴールライン（スタートライン？）が残っています。
当時は３万人収容の観客席もあったようです。
左の写真はスタジアムの入口です。
写真はスタジアムからヘラ神殿方面を見ている常態です。
アーチがしっかりと残っているのが凄いです。

◆浴場<Bath>

ここは時代が少し違うようで、ローマ時代のものだったでしょうか？
他の神殿などとは違う時代の建造物です。
ローマといえばお風呂です。
この浴場はオリンピア遺跡のはずれにあり、集合時間ギリギリにダッシュして撮影してきました。
時代が違うからなのか、ガイドさんからの説明はオミットされました・・・。
ガイドブックにも載ってませんでした。
遺跡観光後資料館へ行き出土物などを見ました。

オリンピア遺跡観光を終えて、オリンピアの町を少々散策しました。
この時お土産を買うべく奔走したのは言うまでもありません。
ギリシアは銀製品が特産なので、銀のブレスレットをGET。
非常に安かったｖデザインもお気に入りです。
それからギリシアワインをGETすべくコンビニのようなミニマートへ。
お土産屋で買うと非常に高いので、必ず酒はスーパーなどで買うようにしています。

その後昼食。

なんかあまり代わり映えないものですが、まず１品目はゲミステスというトマトをくりぬき中に調理したご飯を詰めたものです。
チキンライスが入っていたかな？結構おいしいです。
２品目はサラダで、トマト・きゅうり・玉葱・オリーブでオリーブオイルがかかっています。
メインは鶏肉とにんじんなどの炒め物だったかな？
フライドポテトは毎度おなじみ。
デザートはやっぱりスイカでした・・・。

食後、一行はペロポネソス半島に別れをつげデルフィへ。
帰りはコリントス運河を通らず、近年できたばかりの橋を渡ってデルフィ方面へ行きました。
デルフィは山の方にあるのですが、上から海が見えます。
ギリシアって海と山が非常に近いです。

まずデルフィについて少し街を散策。
早速お土産GETです。
ここではオリーブオイル石鹸を買いました。
その後夕食です。

１品目は・・・なんだろう・・・パイなんだけど、挟んであったのが香草のようなもので、微妙～な味でした。
完食したけど・・・。
メインはムサカという挽肉とジャガイモなどの重ね焼きです。
ポテトは相変わらずあります。
もはやこれはヨーロッパの常識か？
デザートは珍しくプラムでしたが、ちょっと硬くってすっぱかったです。

デルフィは斜面に作られている街で、宿泊するホテルはかなり上の方にありました。
歩くと階段登るは非常に大変だ！ってことで、デルフィの名物トレインカーに乗ってホテルへ。
早くはないんだけど結構快適です。
細くて急な道をチリンチリン鳴らしながら登って行きます。

 

本日お泊りのホテルもやはりＢクラスなんですが、非常に可愛い！

左の写真が入口外観。
真ん中がロビーとラウンジ。
右がお部屋ですが、めちゃめちゃ広く、部屋に暖炉まである～ｖ
めちゃめちゃ可愛いですｖお風呂も広いし、満喫しましたｖ
そういえば昨日泊まったホテルもそうだったんだけど、ギリシアのホテルのエレベーターは怖いです。
ドアは手動であけ、内ドアはないです。
止まったら手でドアを開けて出入りするのですが、かなり恐怖でした。
最後には慣れたけど・・・。