藤原竜也「エレファント・マン」
- 2002/11/17 14:00
- カテゴリー:LIVE REPORT, 藤原竜也
□DATE:2002-11-17 13:30/14:00
□PLACE:愛知県勤労会館
□SEAT:2階40列
なんとも久しぶりな芸能関係のイベントで、かなりゴキゲンな状態で行きました。
もともと藤原竜也くんは好きで、あの演技力には驚かされていましたので、期待満々。
もちろん舞台の藤原くんはそれにばっちり応えてくれてました。
でも・・・あの舞台は・・・レポのしようがない~~~!!!
すっごく考えさせられるし、感動もする舞台なんだけど、それをここには書けない!
言い表せない!!
タイトル「エレファント・マン」ということから分かるように、骨の病気(?)に侵された少年(?)のお話。
実話です。
舞台は昔のイギリス。
主人公のジョンは生まれつき頭部が異常に大きく、額が突出し、腕も、背中も足も通常の人間とは全く違っていた。
それは骨がウィルスに侵された病気だと現在では分かるんだけど、当時では何故こんなことになるのかはまだ不明。
不治の病だった。
骨の異常により、皮膚もおかしくなり、ジョンの正常な部位は左手のみ。
身体からは異臭がするというなんとも悲惨な状態だった。
そんな子だったからか、母親に捨てられ、人々の見世物として使われるという生活を余儀なくされていたジョン。
もうここまででもう涙出そうになったっすよ、私は。
演じている藤原くんは、特殊メイクを施しているわけではないので、そういうのは分からないんだけど、実際の写真とかがステージに出ると、こんなことってあるんだ!って非常にショックを受けた。
そんな難しい役を藤原くんは自分の身体のみで表現。
ふらふらした足取り、ずっと腰を屈め、右腕は不自然な角度を保ち、頭を重そうにしている。
声も普段とは違い、なんか切なそうな苦しそうな声。
「エレファント・マン」を自らの「演技」で表現している彼は本当に素晴らしかった。
ジョンは見世物をさせていた男に捨てられ、それから病院生活になるわけだが、そこで彼は初めて人間らしい生活をするようになる。
本を読み、人と対話し、さらには左手一本で模型を作っていた。
ラストにジョンは普通の人として眠りたいという思い(頭が異常に大きいので、横になって眠れない)と、手がけていた模型が完成したのという安堵感か、横になって眠ったまま死んでいく。
もう、涙ぼろぼろっすよ。
病院で人らしい生き方ができたといっても、それは完全じゃない。
やはり人からは奇異の目で見られ、その姿に恐れられるという事実はついて回る。
また皮肉にも人らしい生活はジョンの寿命を縮めることにもなった(身体に負担がかかるのかな?)。
とにかく幼少の頃からいじめられ続けてきたのに、いつまでもピュアな心で、信仰心も厚いジョン。
その生き様に色々考えさせられてしまった。
もし自分の身体にそういう異常があったら、どうしてただろうか?
自分はそういう人に対してどう接することができるだろうか?
などなど本当に考えさせられました。
そういう点でも見てよかったと思える舞台でした。
ついでに、藤原君のオールヌード(背面だけど)まで見てしまった///
キレイだったよ~v